大円之真の復習

かなり久しぶりの記事になってしまいました。

すっかり春になり、来月からいよいよ「令和」綺麗な元号ですね。

色々あってメンタルやられています。心療内科を受診しようかと思いながら、なかなか勇気がでません。。

さて、そんな事はどうでも良いです。

今日の稽古は大円之真ですので、復習をしています。

自身のサイトでは、四ヶ伝以上の点前の手順の詳細は記載しておりません。

何故なら、当たり前の事なのですが、本やネットで学ぶものではなく、稽古を重ねて修得するものだからです。

こんな便利な時代に、なんと面倒な勉強法しか出来ないのか…。それでは茶道を習う人が益々減ってくるのではないかと言う課題は悩むことが多く、ですが自身は日常やwebなどで若い方の中でも茶道に興味を持ってる方は、まだまだ多くいらっしゃると確認しています。

自身もかなりの「今ドキの人」ですから、もっと効率よく茶道を学べないものかと、ずっと思っていましたし、今でもたまに思います笑。

ですが、自身の師匠の教え「真っ直ぐ学べるところを、わざわざぐるっと遠回りして学ぶ間に学ぶ事の大切さ」を、近年は痛感しております。

「こんなに素晴らしいお道具なのに写真も撮れない」「わざわざ会記を手書きで書かなきゃいけない。メモするのも禁止の時もある」本当に効率の悪いことですが、その間に「この会記の字は素晴らしいなあ。こんな字を書くのにどれくらいの修行をされたのだろう」など考えて学ぶ時間でもあるのですね。私はよく師匠の教えの重さを感じております。

自身が若い時に気がつかなかった事を、現代の若い方は結構気がついておられて、時代が進んでいても、「日本文化を大切にする心」、それは日本がいかに素晴らしい国であるのかがわかります。

さて

大円之真とは

十三代圓能斎(えんのうさい)がご考案されました裏千家独自の点前で、大円盆をもって真台子で行う格外の奥秘の手続きです。

※入門、小習い、茶箱点、四ヶ伝と和巾点を習得した上で、特別稽古である「行之行台子」「大円之草」の修得、「真の行台子」「大円之真」を修得します。


準備は…

真台子に唐胴の皆具、天板に中次を荘り付ける。

大円盆には、中心に唐物茶入のみ。天目茶碗に仕覆を着せ三ツ輪に結び天目台に乗せ、象牙茶杓は台上の右側、筅皿に大茶巾と茶筅を用意する。

大円盆を運び、中次を下ろして盆を真台子上中央に飾り。台にのせた茶碗を運び古帛紗をだして象牙茶杓の乗せ台の右上に飾り、左に茶碗を台ごと飾る。水指を中央にずらし、杓立を右にずらす。

客の席入り後、七種の菓子を運ぶ。



手順覚えがき…

茶筅と大茶巾を乗せた筅皿を建付に置き、襖を開けて主客総礼。席に入り直ぐに襖を締める。

筅皿をひまどに置き、火箸を一本ずつ台左、お盆を二回に分けておろし、古帛紗ごと茶杓をとり茶杓は手なりに盆中におき、茶入の仕覆を脱がせて古帛紗で茶入を清め台上に置き、古帛紗で茶杓を清めて茶入の右に置き、古帛紗を茶杓の右に戻す。

袱紗をさばき、盆を清めて袱紗は腰につけ、茶入は盆中の上側、茶杓は盆中手なりに置き、茶碗を台ごと取り筅皿と盆の間に下ろし、茶碗だけ盆中手前に置き、茶碗を解いて脱がせ、茶碗仕覆は縦二つ折りにして台上右に置く。

建水を両手で取り左手で定座に置き、蓋置を取り客付に回り蓋置を置き、袱紗を捌いて釜の蓋を閉めてから蓋上を向こう手前と清めて蓋を開け、蓋置の上に乗せ、袱紗を右定座に置く。

柄杓を二度取りでとり、茶碗に湯を入れ、こゆすりをして捨て、再び湯を組み茶筅を右に打ち、古帛紗を捌いて台を清め(ほおずき手前向こう、台手前向こう裏側に回して右でとまる)、古帛紗は台上に戻し、茶筅通し(三度上げ三度打ち)、湯を捨て茶碗を拭き、茶巾は裏側にたたみ直す。

茶を入れ、茶杓は茶碗に落とし混んで、茶入の蓋をしめ元に置き、茶を捌いて指うちをし、湯は”引き続きつぎ杓”をし、茶を練る。台の上に乗せ、持ち上げたまま左向こう右手前で二度回して定座に出し、膝退する。

客に服加減をたずね、中仕舞いをし、正客からの問いに答えて中仕舞いを解き、茶碗が戻ると、台を盆外左に置き茶碗だけの盆中に置き、総礼。

湯を入れこゆすりをして湯を捨て、仕舞いの挨拶。水を入れ茶筅通し(後先無し、三度上げ三度打ち)、茶碗を拭いて、茶巾はたたみ直し。指水を切り茶碗袱紗を右手でとり茶碗をいれ台の上に置く。

盆中に茶入、右に茶杓を置き、台上に置き、柄杓を二度で仕舞い奥にずらし、水指の蓋を一手で閉める。

拝見の所望があると、蓋置をとり正面に向き、蓋置を建水の位置を置き、盆を二度で下ろし、古帛紗で茶入を清め台上、茶杓も台上、袱紗を四方捌きをして盆を清め、中央に茶入、右に茶杓、左に仕覆を置き、拝見にだす。

茶碗を台ごと台子上中央に飾り、その手で古帛紗をとり懐中して、筅皿をひまどにずらして、火箸を一本ずつ杓立に直し、筅皿を右手のひらにのせ膝退し左手で建水をもち水屋に下がる。

お茶碗を台ごととり水屋にさがり、つづいて水次を持ってはいり水をつぎ水屋にさがり、清めた建水を持って入り元の位置においてさがり襖を閉める。

中次を持ってはいり台子上中央に飾り、正客からの問いにこたえ、お盆を持ってさがり、主客総礼をし、襖を閉める。


あくまで、自身の覚書きですので、乱文また間違えがございましたら、お許しください。

特別稽古は、予習復習は必須ですね。しっかり励んでいきたいと思います。



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