七事式〜且座之式の稽古

三月 弥生

梅、桃、桜、日本の春は素晴らしいですね。

なかなかサイトを更新出来ておりません。色々ありまして、精神的に滅入ってしまいそうになっていました。

「ストレスばかりの日常」皆んなそうだと思います。時期や課題は違っても、皆んな何かを背負っています。「普通」に過ごせる事は当たり前ではなく、感謝しなければいけないですね。

八年前の昨日、東北の震災がおきました。被災者の方のお気持ちを思うと、今も心苦しくてたまりません。普通に生活できる有難さ、茶道に関わることが出来る感謝を忘れずに、一日一日を大切に過ごしていきたいものです。


先日、七事式のひとつである且座之式の稽古がありました。

且座之式は七事式のひとつで、禅語が名称になっており、臨済宗の宗祖臨済義玄の語録を集録した”臨済禄”の「且座喫茶」、趙州の従諗和尚(じゅうしんおしょう)の且座喫茶法からとも言われています。

※誤解のある書き方をしてしまいましたので、以下を訂正しております。

最初に折据を回して役目を決めます。
(どの役目も出来なくてはいけません。。はあ。。。)




半東が花を運び、次客が花をいれます。


次に、三客が炭手前をおこないます。※画像がありません。すみません。。





続いて、正客が香をつぎ(香元)、順に香の香りを嗜みます。


東(とう 亭主)は、濃茶を点てます。東以外の皆でいただきます。


最後に、半東が東に薄茶を点てます。


しまいが終わると、東と半東は一度席をでて再び席にはいり、総礼をします。東と半東が席をでて、正客、次客、三客の順に席をでます。

七事式では「機敏に動く」が重要です。香や花も全員が全ての役が出来ないといけないわけですから、日々の稽古の大切さを改めて感じます。

しっかりと精進したいと思います。