茶の湯おすすめ美術館【大阪編】

今回は、茶の湯おすすめ美術館 大阪編を記載します。

中之島香雪美術館

神戸市東灘区の香雪美術館は、朝日新聞社の創業者である村山龍平さんが収集した日本と東アジアの古い時代の美術品を所蔵している美術館です。刀剣・武具、仏教美術、書跡、近世絵画、茶道具など、多岐にわたる収集品を紹介し、あわせて、日本の文化財を守ろうとした村山龍平さんの想いを伝えられています。中之島香雪美術館は2館目の美術館として、2018年に中之島フェスティバルタワーウエスト4階にオープンされました。茶室 玄庵、村山龍平記念室を常時展示されており、スタイリッシュかつ、ビジネス街の好立地により、茶の湯及び特別展示などを身近に鑑賞することが出来ます。

http://www.kosetsu-museum.or.jp/nakanoshima/


湯木美術館

美しいビジネス街”淀屋橋”に建てられた湯木美術館は、日本料理「吉兆」創業者、湯木貞一さんが初代館長として1987年に開館されました。湯木貞一さんは料理と茶の湯を人生の両輪とし、料理と共に茶の湯の研鑚も重ねて、茶事・茶会を催すかたわらで茶の湯の道具の収集にも心を傾け、茶の湯のコレクションを収蔵し、展示されています。(重要文化財12点、重要美術品3点を含む)

http://www.yuki-museum.or.jp/index.html


逸翁美術館

阪急文化財団 逸翁美術館は、阪急東宝グループ創業者 小林一三さんのの雅号「逸翁」を冠し、1957年に開館されました。美術工芸品5,500件を所蔵されています。また小林一三記念館、雅俗山荘、茶室なども併設されております。小林一三記念館 即心庵では、展示会会期中の土日祝日、美術館所蔵の茶道具を用いた呈茶席もしつらえておられます。阪急宝塚線 池田駅より徒歩約12分。

http://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo-museum/


大阪市立東洋陶磁美術館

中之島中央公会堂の隣に建てられている東洋陶磁美術館は、”やきもの”を芸術作品として鑑賞する事を第一に目指して収集されたそうで、収蔵品の中には2点の国宝や13点の重要文化財も含まれています。自然の採光を取り入れた展示ケースや回転式の展示台など工夫を凝らした展示方法もされています(油滴天目茶碗、木葉天目茶碗などを含む)。茶道具に限らず”やきもの”の鑑賞を楽しむ環境が整えられています。

http://www.moco.or.jp/


和泉市久保惣記念美術館

和泉市久保惣記念美術館は、日本と中国の絵画、書、工芸品など東洋古美術を主に約11,000点を所蔵され、所蔵品をいかした年5回の企画展と年1回の独自企画の特別展を開催されています。展覧会以外にも、茶会やコンサート、市民による作品展など、市民の創作活動並びに発表の機会と場を提供し、市の文化振興につとめてられています。

http://www.ikm-art.jp/


さかい利晶の杜

館内には、千利休茶の湯館、さかい待庵、与謝野晶子記念館、立礼茶席、茶の湯体験など、盛りだくさんの設備を整えておられます。千利休屋敷跡、与謝野晶子文学碑も見学が可能。現地ボランティアの方々が、茶の湯と関わりの深い「堺」の街を丁寧にご説明くださいます。

http://www.sakai-rishonomori.com/


堺市博物館

歴史、美術、考古、民俗などの資料を展示、堺の歴史と文化を一目瞭然に理解できます。古代から近代までの歴史の流れを紹介、企画展・特別展は毎回違ったテーマの展示が楽しめます。館内の横には「伸庵」「黄梅庵」の二つの茶室が設えられており、伸庵では立礼席をご用意されています。

http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/index.html


まとめ

大阪市内ではオフィス街で茶の湯に関わる鑑賞が出来る美術館、また茶の湯と関わりが深い堺市は本格的に茶の湯や歴史に触れる事が出来ます。

ぜひ、足を運んでいただきたいと思っております。