茶の湯おすすめ美術館【京都編】

師走になりました。皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

慌ただしくなるのは日本だけなのかと思う今日この頃。「今日無事 こんにちぶじ」無事に今年を終えることができるのは、大変有り難いことですね。
普通に暮らせる事は当たり前ではないです。師走は慌ただしいですが、普通に暮らせる事、無事に一年が終えた事に感謝をする時期でもありますね。

自身は茶道に限らず東洋西洋ジャンルも一切関わらず美術館巡りが趣味の一つでございまして、今年は六件の美術館巡りをする事が出来ました。

今回は「茶の湯おすすめ美術館 京都編」を記載したいと思います。

楽美術館

「樂焼450年の伝統のエッセンスが保存」ご名称通り、常時素晴らしい楽茶碗を展示されています。樂美術館は樂焼窯元・樂家に隣接して建てられています。1978年樂家十四代吉左衞門・覚入によって開館、収蔵作品は樂歴代作品を中心に、茶道工芸美術品、関係古文書など樂家に伝わった作品を中心に構成されています。地下鉄烏丸線 今出川駅より徒歩約12分。京都らしく落ち着いた風情のある美術館です。

https://www.raku-yaki.or.jp/index.html


北村美術館

地下鉄烏丸線 今出川駅より徒歩約14分、スタイリッシュな外観の美術館です。実業家で茶人であった北村謹次郎さんの蒐集品を保存するために1975年に財団法人北村文華財団が設立され、その後京都に於ける茶道美術館の魁として、1977年に開館されました。

http://www.kitamura-museum.com/


表千家 北山会館

表千家茶道をまなぶ方々をはじめ、ひろく茶の湯に興味をもたれている一般市民の皆様が気軽に茶の湯文化にふれることのできる文化会館として、1994年に開館されています。料金には呈茶席も含まれており、表千家同門会員、裏千家淡交会会員は会員証を提示することで割引制度があります。地下鉄烏丸線国際会館行「北山駅」下車、4番出口を西へ徒歩約5分。

http://www.kitayamakaikan.jp/sp/index.html


裏千家 茶道総合資料館

茶道美術の展示公開・普及活動を実践するために、1979年11月、博物館法に基づく「茶道資料館」を開館され、総合的に茶道を学べる「茶道総合資料館」を裏千家センター内に開設されました。茶道資料館の料金は呈茶席が込まれおり、北山会館同様、会員証提示で割引制度があります。地下鉄烏丸線 今出川駅徒歩約15分他。

http://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/tenji/tenjinow/tenji.html


大西清右衛門美術館

大西清右衛門美術館は、代々の清右衛門が精進を重ね、 工夫を凝らした茶の湯釜の伝統と様式を、広く皆様に公開するために開設されています。四百年にわたって選ばれた名品を展示するだけでなく、 茶の湯釜に関する研究と発表の場としても活用されています。地下鉄烏丸線(国際会館行き)烏丸御池駅下車 6番出口より烏丸三条を西へ徒歩5分。

http://www.seiwemon-museum.com/


細見美術館

細見美術館は、実業家・日本美術コレクター、細見古香庵に始まる細見家三代の蒐集品を基礎として、1998年に開館されました。コレクションは、神道・仏教美術から茶の湯の美術、琳派・伊藤若冲といった江戸絵画など、日本美術のほとんどすべての分野・時代を網羅するもので、館内には美しい茶室・ショップ・カフェも併設されています。

http://www.emuseum.or.jp/index.html


野村美術館

野村美術館は、野村證券、旧大和銀行などの創業者である野村徳七さんのコレクションをもとに、1984年に開館されています。茶道具・能面・能装束をはじめ、得庵の遺作、重要文化財7件、重要美術品9件も含めて約1700点を所蔵されています。落ち着いた素晴らしい風情も魅力です。入場料とは別になりますが立礼茶席もご用意されており、間近で館蔵品の茶道具を鑑賞することが出来ます。地下鉄東西線 蹴上駅徒歩約10分他。

http://nomura-museum.or.jp/smarts/index/0/


泉谷博古美術館

野村美術館の近くに建てられている(徒歩約7分)住友コレクション泉谷博古美術館は、茶•香道具も所蔵されています。地下鉄東西線 蹴上駅徒歩約16分他。

https://www.sen-oku.or.jp/kyoto/


承天閣美術館

中近世の墨蹟・絵画・茶道具を中心に多数の文化財が常設展示されています。地下鉄烏丸線 今出川駅徒歩約8分。

http://www.shokoku-ji.jp/j_now.html


松花堂庭園•美術館

大変美しい庭園と茶室が魅力です。京阪電車 樟葉駅、もしくは八幡駅より京阪バスに乗車「大芝•松花堂前」バス停下車スグ。

http://www.yawata-bunka.jp/syokado/


古田織部美術館

古田織部(1543~1615)は諱(いみな)を重然(しげなり)といい、利休亡き後、「天下一」と称された武将茶人です。小さな美術館ですが、織部の魅力が惜しみなく展示されています。地下鉄烏丸線北山駅下車 4番出口 徒歩3分。

http://www.furutaoribe-museum.com/museum.html

まとめ

さすが京都。茶の湯に関わる美術館が多く、設えも大変落ち着いており、本格的に茶道具などを鑑賞することが出来ます。

素敵な京都の探索を兼ねて沢山歩くつもりであれば、一日でも何件かの美術館を回ることが出来ますね。

次回は、「茶の湯おすすめ美術館 大阪編」を記載したいと思います!